古河城御三階櫓三次元CGの制作(09)窓の作成
(2019.1.21 記)
外周の窓を作っていきます。
古写真によると、一間巾のものと半間巾の2種類の窓が確認できます。そしてそれらの窓に開閉いずれの状態でも格子を確認できません。
一般的に総漆喰壁の窓は、半間巾のもので1枚戸が片引き式で付くものが多く用いられます。 何故なら一間巾の窓にしても戸2枚を引き違い式で付けると半間分しか開かないからです。
御三階櫓が一間巾の窓を多用しているのは、左右対称になるようにした意匠上の理由だと推測します。
名古屋城本丸南西隅櫓は、格子が内側にあり戸を閉じると隠れる事や、半間窓と一間窓の両方備えるなど、御三階櫓の復元に大変参考になりました。

赤印は一間巾で引き違い戸の窓、青印は半間巾で片引き戸の窓

丸印の窓に格子は無いようだか、白木か黒塗りで見えないだけかもしれない

一層目の窓は半間巾の格子付き、二層目の窓は一間巾の格子無し

片引き戸の内側に格子が立ち、その内側に風よけの障子戸が付く

引き違い戸が付く 格子は上層階のため必要無い 障子戸が無い理由は不明

戸を閉じた状態 戸は外側が漆喰塗りで、土戸と呼ぶ 格子は白木仕上とした

戸を開けた状態 格子の隙間から外が見える

戸を開けたまま障子戸を閉じた状態 風を防ぎつつ採光できる