古河城御三階櫓三次元CGの制作(04)土台の作成
(2018.7.10 記)
古来の日本建築では礎石の上に柱が立ちます。 しかし城のような漆喰壁や瓦を乗せた重量建築物では重量分散のため、また礎石と柱の位置を厳密に合わせる必要が無くなるため、礎石の上に土台を置き、その上に柱を立てます。
土台に使われる材料は腐りにくいヒバやアカマツが多く用いられます。
土台材の寸法は高さは絵図から読み取って8寸、幅は柱より一回り大きくしたいので14寸にしました。CGでは角材としましたが、実際は丸太に簡単な加工した程度の形状だと思います。
これを柱の下となる所に配置します。
土台の乗っていない礎石もありますが、後で床を支える束柱が立ちます。
同形の細かな部材が今後増えていきますので、CGを作成する上での注意点として、各部はブロック化しておき、適正な名前を付けておくことが重要です。