低空飛行のページ
古河城の研究とCG復元

古河城御三階櫓三次元CGの制作(03)基壇の作成
(2018.6.30 記)

 三次元CGの作成に入ります。
 作成にはSketchUp Pro 2017を使用していますが、とても扱いやすいソフトウェアです。個人で私的に使うならフリー版のSketchUp Makeもあります。

 ベースとなる基壇を作っていきます。
 平面サイズは第2回で検討した壁の外法寸法なので、平側17201ミリ、妻側15080ミリにします。
 高さは判りませんが、第1回のC図(三階櫓図)から見て、さほど高くないようなので2尺=606ミリとしました。

 基壇は石積みですので、石垣の画像を利用したテクスチャを外面に貼ります。
 管理人撮影の石垣画像の中から、曇天時に真正面から撮影していて、かつ石の色あいが全体的に平均しているものを選んでいます。 テクスチャ貼りつけ面積が広いと、同じ画像をタイル状に繰り返し使うので、テクスチャ画像は繋ぎ目が目立たないようにする必要が有ります。 今回は元画像の選択と切り抜き位置決めを慎重にやっており、画像加工をしなくても継ぎ目が目立たなくなりました。

 基壇上面には土台を受けるために礎石が配置されていますが、その配置も判りません。 CGでの礎石は約1間毎に配置し、やや不規則になるように置きました。
 以上で基壇作成は一旦終了としておき、最終的には出入り口に合わせて修正して完成します。

御三階櫓基壇CG画像
平側17201ミリ、妻側15080ミリ、高さ606ミリ
石垣テクスチャの元画像
石垣テクスチャ画像(中央の四角の範囲を使用)
御三階櫓基壇CG画像
基壇の暫定完成
赤矢印はテクスチャの繋ぎ目を示す
添景は身長約160cmの鎧武者
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